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再生紙
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イラスト/大島英太郎

多種多様な生きものたちの楽園

渡良瀬遊水地の自然

生態系を脅かす外来動植物
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外来種

自然豊かな渡良瀬遊水地ですが、セイタカアワダチソウやオオブタクサなどの外来植物が増加しています。特に、セイタカアワダチソウは、ヨシ原やオギ原に広く分布しており、在来植物への影響が懸念されています。またカナムグラやツルマメなどのツル草がヨシやオギを覆って繁茂する場所も増え、一部ではアレチウリの侵入も見られます。

こうした外来植物から貴重な湿地環境を保全するため、さまざまな関係機関・ボランティアの協力のもと、外来植物の抜き取り作業が実施されています。

また哺乳類は、ホンドタヌキ、ホンドギツネ、ニホンノウサギ、ニホンイタチなどが生息しています。最近はニホンジカも見られます。一方でイノシシや外来種のアライグマなどが急速に増えており、特にイノシシは生態系だけでなく農作物や人的被害も懸念されています。

セイタカアワダチソウ
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ヤナギ・セイタカアワダチソウ除去作業風景
自治体・企業・市民の連携によって掘削地に繁茂するセイタカアワダチソウの除去作業は、平成26(2014)年度から始まり、令和7(2025)年9月までに累計約21,000人の方が作業に参加しています。
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親子に遭遇/©佐藤隆司
イノシシ
渡良瀬遊水地における調査では令和4(2022)年度に488頭、令和6(2024)年度には1044頭と、近年急増しており、作物や人の被害も増加しています。 関係する国・県・市町や民間の方々が協力して対策を実施しています。
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佇む親子/©小倉明
ニホンジカ
令和6(2024)年度の調査では15頭と、渡良瀬遊水地ではイノシシに比べ少ないですが、イノシシ同様に調査と対策を継続していく必要があります。
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